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よくある質問

自費出版のよくある質問をまとめています。

自費出版 Question and Answer

原稿に写真や図表を入れる方法を教えてほしい。

原稿に写真や図表を挿入する方法は使っているソフトに依存します。
たとえばワードで写真を挿入する場合、使用したい写真を画像の挿入で原稿に取り込んだあと、レイアウトオプションで文字列の折り返し方法を選択して、原稿の文中にどのように配置するかを調整することができます。詳しくはお使いのソフのマニュアルなどをご覧ください。

数字と漢数字の使い分け基準はありますか?

とくに基準はありませんが、読者が読みやすい、わかりやすい、ということを優先するのがいいでしょう。たとえば、古代史では何世紀という表現がよく出てきます。横書きの場合は「6世紀」という具合に数字を使いますが、縦書きの場合はどうでしょうか。通常は「六世紀」と漢数字を使うと思いますが、縦書きの場合でも数字にした方がわかりやすいという意見もありますね。

表紙や帯はどのように作ればいいですか?

多くの自費出版サービスでは表紙や帯の標準パターンが用意されています。また、パワーポイントなどのソフトを使って自分でデザインしたものを使用することも可能です。
ただし、帯を付加する場合は有料オプションになることが多いようです。詳しくは自費出版サービスの内容を確認してみてください。

使用するフォントに制約はありますか?

PDFファイルで入稿する場合は基本的にフォントの制約はないと考えていいでしょう。しかし、入稿するファイルがPDF形式でない場合は使用するフォントによってうまく表示できないこともあるようです。詳しくは自費出版サービスの使用条件などを確認してみてください。

ルビをふることはできますか?

多くの場合はルビを使った原稿であっても印刷、製本が可能ですが、ルビを印刷できないケースもあるようなので、詳しくは利用する自費出版サービスの内容を確認してみてください。
その場合は原稿を書き始める前に確認することをおすすめします。ルビをふった原稿が出来上がってから実は印刷できませんでした、となるのは悲惨です。

縦書きと横書きを混在させられますか?

縦書き原稿と横書き原稿を混在させることはできないと考えておくのがいいでしょう。
ただし、縦書き原稿に横書きのテキストを挿入するなどの工夫をするとか、そもそもはじめからパワーポイントなどで自由な紙面を作ってPDF形式で入稿できるなら、縦でも横でも、もっと言えば斜めでも可能ですね。使用する自費出版サービスの内容を確認してみてください。

ページ数に制限はありますか?

ページ数に制限が設けられているケースは見かけませんが、ページ数が多くなると当然、コストが膨らみます。また、あまり分厚い本になると読者が読みにくいと感じることもあるでしょう。
ページ数と本の厚さの関係は使用する紙の厚さにもよりますが、多くても300ページ以内に収めるのが妥当ではないでしょうか。本屋さんでいろいろな本を手に取って確認してみるのがいいでしょう。

ほかの人の文章を引用したい場合はどのようにすればいいですか?

以下の点に注意をすれば、著作権所有者に許可を取らずに引用することができます。とくに4点目の「出所を明示すること」というのは重要なポイントです。気をつけましょう。

・引用する必然性があること
・自分の著作物と引用部分とが区別されていること
・引用する著作物との主従関係が明確であり、自分の著作物が主体であること
・引用した著作物の出所の明示がなされていること

参考文献などは書いた方がいいですか?

自分の本を書くにあたって参考にした書籍や記事などがある場合、通常は巻末などに「参考文献」として文献名や著者名を列挙します。これは、参考文献の著者に敬意を表するという意味があります。
また、それらの文献から文章などの一部を引用した場合は「引用元」として明示することが必須となるので気を付けてください。

奥付って何? 奥付には何を書けばいいですか?

奥付とは、出版された本に著作権上の問題が発生した場合や、乱丁落丁といった製本上の問題があった場合に、読者が問い合わせできるようにするために巻末に付加される情報のことをいいます。
自費出版であっても市場で販売する場合は必ず付けなければなりません。記載事項は、本のタイトル・発行年月日・版および刷数・著者名・発行所名・発行所住所・発売元名・発売元住所・印刷所名・ISBN(ある場合のみ)などです。

著作権は自分に帰属しますか?

自費出版の場合であっても、自分が創作した本を出版した場合、著作権はその本の著者、すなわち本を書いた人に与えられます。この著作権は財産権であるため、ほかの人に譲り渡すことができます。
また、著作権が保護される期間は著作者の死後70年間となっています。これらの著作権に関するルールは「著作権法」に詳しく定められていますので、一度確認されることをお勧めします。

複数人で共著にすることはできますか?

1つの本を作るのに複数人が関与する場合がありますが、自費出版サービスの利用においては単独であっても複数人であっても、その利用に何らかの制約が課されることはありません。いずれか1名のアカウントを取得することによってサービスを利用することになります。
また、著作権については、2人以上の者がともに創造性を発揮して共同で本を創作した場合、その本は「共同著作物」となり、著作権を共有することになります。

できあがりイメージを事前に確認することは可能ですか?

いずれの自費出版サービスにおいても、原稿を入稿した後に印刷イメージを確認した上で次のステップ、つまり印刷・製本に進むというのが基本的な流れになるでしょう。確認時に何らかの不備や納得できない点が見つかった場合は編集作業に戻って手直しをすることになります。

知人などに直接送ってもらうためにはどうすればいいですか?

できあがった本の送り先は基本的にその自費出版サービスを利用した人が指定する一カ所となりますが、複数の宛先に送るというオプションサービスを提供している自費出版サービスもあるので、確認してみてください。あるいは、発送代行をやっている業者を探して依頼するという手もあるでしょう。

パソコンが使えないのですが、どうすればいいですか?

自費出版サービスを提供する事業者の中には手書き原稿の入力を代行してくれるサービスをやっているところがあるので、そのような事業者を探すのがよいでしょう。
また、原稿入力のみならず、編集作業を始めとするほぼ全ての作業がパソコンを使って行われることを考えると、パソコンが使えない人を全般的にサポートしてくれるような事業者がいいですね。ただし、それなりにコストがかかることを覚悟してください。

原稿が出来上がった状態から着手してどれくらいの期間で出版できますか?

これは自費出版サービス事業者によってまちまちです。印刷部数にもよりますが早いところでは1週間ほどで手元に届く事業者もあれば、1~2カ月を要する場合もあります。実際に利用する事業者のサービス内容を確認してみてください。

販売した場合にどれくらのフィーがありますか?

本を販売したときの収入として「印税」というのをよく耳にしますが、印税とは著作物の販売によって得られる収益の一部を出版社が著作者に支払うもので、いわゆる商業出版の場合の印税率の相場は5~10%とされます。
これに対して自費出版の場合、厳密には印税ではなく売上還付金と呼ばれ、出版社との契約内容にもよりますが、売上の50~70%程度は受け取ることができるようです。また、Amazonで電子書籍を販売する場合、ロイヤリティを35%または70%に設定することができます。